宅建

宅建の試験内容(問題数)と範囲・科目と試験時間について解説

宅建の試験内容(問題数)

宅建の資格をとってみたいけど、試験の範囲がよくわからない、どんな問題がでるのか知りたいという方向けにまとめさせていただきます。

宅建試験内容・科目・出題範囲について

  • 宅建業法:問題数_20問
  • 権利関係(民法):問題数_14問
  • 法令上の制限:問題数_8問(登録講習修了者の場合は3問)
  • 税・その他:問題数_14問

試験形式は4択式のマークシートで、問題数は全部で50門(1問1点)になります。

宅建業法

宅建業法は宅建試験の中でも問題数が20問と割合が多く得点を稼ぐうえでも重要な範囲となります。

宅地建物取引業法(たくちたてものとりひきぎょうほう、昭和27年法律第176号)は、宅地建物取引業を営む者について免許制度を実施し、その事業に対し必要な規制を行うことにより、その業務の適正な運営と宅地及び建物の取引の公正とを確保するとともに、宅地建物取引業の健全な発達を促進し、もつて購入者等の利益の保護と宅地及び建物の流通の円滑化とを図ることを目的とする、日本の法律。通称宅建業法

ウィキペディアより

ウィキペディアからだとすこしわかりにくいと思いますが、わかりやすくすると不動産業者側が不正な取引をしないようにすることや、不動産と購入者の利益を保護するための法律です。
目的として不動産取引時の買主・借主を保護するためのものです。
内容としても、クーリングオフや免許の効力など基本となることが主になるため宅建のテキストや参考書を参考にしこの範囲で満点を目指すように取り組んでいくといいでしょう。
勉強する時間もこの宅建業法に比重を置くのがおすすめです。

範囲として、宅建業法、住宅瑕疵担保履行法になります。

権利関係(民法)

不動産鑑定士の資格を取得する際にも有利になる民法です。
不動産の取引のときは民法が適用することになるので、宅建士になるためには絶対に避けては通れない科目です。問題数も14問と宅建業法の次に多い科目になるので重要な箇所になります。ですが学習するにあたって民法は1000条以上の条文があ全てを把握するの難易度は非常に高いです。
もちろん最新の判例も範囲となるので、その年の受験事に新しい判例がでる可能性もあります。
民法の勉強は時間がかかるため、多くの問題や過去問を読み民法の理解をするようにしましょう。
範囲として、民法、借地借家法などが範囲です。

法令上の制限

法令上の制限は問題数として8問あり他の科目と比べると問題数が少なくなります。出題される問題数は少なくなりますが、8問中6問は正解を目標とされているとのことです。

法令上の制限は、土地や建物には自由に使えるものではないため、それらのルールとなる制限について理解をする科目です。
専門用語も多い科目になり理解をすることが難しい科目になりますが。出題される傾向やポイントはほとんど同じのためこのポイントさえわかっていれば高得点をとることができるでしょう。
法令上の制限で出題される法令として土地計画法、建築基準法、農地法などが範囲となります。

また登録講習を受けることで5問免除されるため、宅地建物取引業に就いているという人は活用するのがおすすめです。免除が該当になる範囲は下記の2つの項目

・宅地及び建物の需給に関する法令並びに実務に関すること
・土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別に関すること

関連記事:宅建の免除について

税・その他

税金についても問題が出題範囲になります。14問の問題数となり、固定資産税など不動産関係の税の問題が出題されます。不動産に関する税金の内容は多くはないためそこまで時間をかけずに得点をとることができるでしょう。
知識としては不動産取得税、固定資産税、地価公示法などが範囲となります。
その他については鑑定評価基準などが出題され基本的な問題が多くでるので満遍なく暗記をしましょう。

引っ掛け問題が多い

宅建の問題の特徴として全体的に引っ掛け問題が多い傾向にあります。
引っ掛け問題によってわかっていた問題も間違えるという可能性もあるため、見直しの時間から引っ掛け問題の対策を行いようにするのがポイントです。

関連記事:ひっかけ問題対策におすすめのテキスト


試験時間について

試験時間は2時間(13:00~15:00)となります。
※登録講習修了者の場合問題数が免除されているため1時間50分

50問の問題数で2時間も時間があるなら、時間が余るのではないかと思いますが
実際に試験の内容を解いて見ると、ほとんどの方が時間が足りないことになるはずです。
そのため2時間に以内に全ての問題が解けるようにするためのトレーニングも行う必要があるので、時間配分等も考えながら試験に望む必要があります

時間配分のポイント

  • 宅建業法:30分
  • 権利関係(民法):20分
  • 法令上の制限:10分
  • 税その他:10分

時間がかかる問題は必ずあるので時間配分としては上記を目処にして、残りの時間に後回しにした問題や見直しの時間に時間を当てるといいでしょう。

なるべく最初のうちに暗記問題がほとんどとなる宅建業法に集中して取り掛かるのもポイントとなります。

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