不動産鑑定士の資格を取得する難易度は非常に高いことから
独学で不動産鑑定士の試験を受ける人より、予備校などに通って不動産鑑定士の試験を受けるという人が多くいます。
現在不動産鑑定士の試験を検討している人、不動産鑑定士の試験のために予備校を通うことを検討している人向けにおすすめの予備校を紹介させていただきます。
不動産鑑定士の予備校について
- TAC
- LEC
不動産鑑定士の予備校として対応をしている予備校の数は2つのみとなります。
同じ予備校ではありますが、金額から特徴まで違いがあるため自分にあった予備校を選ぶようにしましょう。
まずは各予備校の特徴を見ていきましょう。
TACの特徴
- 合格実績が圧倒的に高い
- 論文式試験合格者占有率は74%
- テキストは過去問がベースとなっている。
- 講義のクオリティが高い
- 受講するための費用が高額
TACの特徴として、合格者の実績が圧倒的に高いという点があります。
講義のクオリティ位が高く過去の不動産鑑定士の試験の内容を徹底的に分析したものがテキストとなり信頼性という意味でもTACなら間違いはないということや、近年の不動産鑑定士の論文式試験の合格者の割合は74.5%と半分以上の方がTACの予備校似通っているほどです。
価格について
コース | 学習メディア | 通常受講料 |
---|---|---|
【2022年合格目標】 1年本科生 | 教室講座/ビデオブース講座 | ¥481,000 |
【2022年合格目標】 1年本科生 | DVD通信講座 | ¥508,000 |
【2022年合格目標】 1年本科生 | Web通信講座 | ¥491,000 |
カリキュラムについて
TACのカリキュラムとして下記の様になります。
最も難関といわれる論文対策に比重をおいたカリキュラムということが分かる内容となっています。
教材・テキストの内容
入門テキスト/入門レジュメ(3冊)
TAC教材一覧
基本テキスト/演習テキスト(6冊)
総まとめテキスト(4冊)
短答アプローチレジュメ(1冊)
論文アプローチレジュメ(4冊)
鑑定評価基準冊子(1冊)
過去問題集(7冊)
ミニテスト(配付または講義録添付)
短答式基礎答練(2科目・各2回)
短答式直前答練(2科目・各4回)
短答式全国公開模試(1回)
論文式基礎答練(各科目・2回)
論文式応用答練(各科目・4回)
※鑑定理論(演習)のみ2回
論文式直前答練(各科目・3回)
論文式全国公開模試(2回)
受講ガイド
教材の内容は講義から答練すべてカバーされていて、この教材以外で別途購入が必要になるものはありません
LECの特徴
- テキストのクオリティが高い
- 値段がリーズナブル(安い)
- コスパが良い
- サポート体制が充実している
LECの最大の特徴はTACと比較するとリーズナブルでコスパ面に優れていることです。
カリキュラムの内容も使いやすいものとなっていてサポート体制もしっかりしているのが特徴となります。
料金
通信Web・音声DL可・スマホ視聴可 答練・模試会場受験:400,000円
2022年合格目標:短答+論文フルコース【通信】Web/DVD
通信Web・音声DL可・スマホ視聴可 模試のみ会場受験:400,000円
通信Web・音声DL可・スマホ視聴可 答練・模試自宅受験:400,000円
通信DVD 答練・模試会場受験:460,000円 |
通信DVD 模試のみ会場受験:460,000円 |
通信DVD 答練・模試自宅受験:460,000円 |
カリキュラム
LECのカリキュラムは上手のようなカリキュラムとなっています。
教材・テキストの内容
科目 | 価格(10%税込) | 商品コード |
---|---|---|
民法 | 3,300円 | FU21157 |
経済学 | 3,300円 | FU21158 |
会計学 | 3,300円 | FU21159 |
鑑定理論・論文 | 3,300円 | FU21160 |
鑑定理論・演習 上下巻 | 3,300円 | FE21002 |
過去問セレクト 全科目セット | 14,800円 | FE21001 |
論文本試験解説集 | 1,100円 | FU21245 |
モバイル鑑定評価基準 | 1,650円 | FE18055 |
TACとLECの違いについて
TACとLECの違いとして料金以外の点で解説をしていきます、
まず最も重要となる科目である鑑定理論ではTACの特攻ゼミのマスター問題集の評判は非常に高くこの点でTACは優位にあります。
民法の勉強をする上でTACの場合論証に対し非常に詳しく書いていて、答練の採点も厳しい傾向にあります対して、LECの論証は必要最低限のあっさりとして採点傾向は優しいです。
経済学ではLECの評判が良く、非常にわかりやすいテキストで理解がしやすいと評判が高いとのことです。経済学は理解をしないといけない問題ではるので、この点はLECが良いとの声が大きいそうですね。
演習ではTACは計算がメインとなりLECは記述がメインの方式となり、このように同じジャンルの予備校でも指導方法や傾向に違いがあります。
参考サイト:tacとlecの違い
安い予備校
安い予備校としてはLECとなります。
不動産鑑定士専用の対応をしている予備校はTACかLECとなるため
選択肢が2択です。
料金は40万円前後と50万円前後の違いになるためどちらが自分に合っているかを判断するといいでしょう。
予備校の選び方について
- 料金で選ぶ(割引率含む)
- 合格率で選ぶ
- 講師の質で選ぶ
- 口コミ・評判で選ぶ
- 自分のレベルで選ぶ
予備校の選び方として現在2択しか選択することができませんが選ぶポイントとしてはこれらがポイントになることが想定されます。
料金で選ぶ
まずは自分の現在の経済状況にあわせて料金で選ぶという方法です。
少しでも負担を減らしたいという場合は、料金を基準とするといいでしょう。
TACもLECも本格的な指導をしてくれることに間違いはないので、料金を重視するならLECがおすすめです。
割引率について
TACの場合割引として早期割引なら4万円引き、再受講割引の場合おおよそ10万円前後の値引き、合格をした場合のお祝い金として5万円が適用されます。
LECの場合は学生なら40%引きとなり、再受講割引で25%と大きく割引が適用されるため特に学生の場合はLECが非常にお得です。
その他にも関連資格合格者や受講者割引を使え、その場合は15~25%が適用され、説明会に参加をすれば1万円引き、合格祝いで3万円など割引の適用条件が数多くあるというのも特徴
合格率で選ぶ
予備校に通うなら少しでも合格率を高くしたい!と考える場合なら合格実績の多いTACとなりますが
実績が多いことからTACは数多くの人が予備校に通っているということになります。
例えば100人受ける人の中で80人がTACの生徒ならそれだけで合格者数がTACばかりになるのは必然的であるため、TACにいけば合格率が上がるというわけではないのでその点は注意しましょう。
合格者数の占有率としては7割がTACで残りの3割がLECと言われていますが、受験者数の割合も気になるポイントですね。
講師の質で選ぶ
講師として、TACもLECも有名な講師の方が短答をしてくれます。
TACの講師
人気の講師である、高橋信也さんがTACにはいます。
LECの講師
川原正幸さんが、鑑定理論について解説をしている動画です、
TACと比べると少しかたい印象がありますね。
どっちが良いというものはなく、どちらの相性がいいかというものになりますので一度各予備校にいって話しを聞くというのもおすすめです。
口コミ・評判で選ぶ
記事の内容より、いろんな人の口コミや評判で判断をしたいという方向けに
不動産鑑定士の資格が興味ありTACとLECのスクールにお話を聞いてきました。
— ぷにすけ相談員 (@tonosama0408) July 26, 2021
LECは料金が若干安く、あとテキストが見やすく感じました。
TACはやはり合格実績がありますね。
どっちらのスクールにしようか迷い中です。
不動産鑑定士の方、受験生の方のご意見が聞いてみたいです。#不動産鑑定士 pic.twitter.com/doEtgxTCMi
どちらの予備校も行ってみて判断をするというパターンになりますね。
不動産鑑定士に合格された方のブログで、”TACの教材は難しすぎ。LECのほうが基礎に注力し効率的。”というような内容を拝見しました。本試験は近年易化しているようなのですが、それでもTACの方がおすすめでしょうか?
— トール オースター (@D4Tj3kBHhHd4b6D) June 12, 2021
本格派のTAC,効率はのLECというイメージが印象として強いようです。
TACの口コミと評判
LECの口コミと評判
は別の記事で詳しく紹介をさせていただきます
自分のレベルで選ぶ
不動産鑑定士を始めるにあたって、今の自分のレベルに合わせて選ぶという方法もあります。
宅建の資格をもっているだけでも割引や、受講するべきコースも変わってくるため
一旦話しなどをきいて自分にあったコースの案内をしてもらいましょう。